付帯工事費とは?|知っておきたい「本体工事費」以外に必要な費用


家を建てるには、当然、お金が必要ですが、いくら必要かを考える際に意外と知らないのが建物本体の工事費(本体工事費)以外にもお金がかかること。水道管やガス管を道路から建物の位置まで引き込んだり(付帯工事費)、銀行からお金を借りたり(諸費用)するにもお金が必要になるんです。

では、具体的にはどんな費用が、どれくらいかかるのでしょう?家づくりにはどんなお金がかかるのか知らないまま計画を進めたために予算オーバー…、なんてことにならないように、「本体工事費」以外に必要なお金、「付帯工事費」「諸費用」について覚えておきましょう。

付帯工事費とは?|知っておきたい「本体工事費」以外に必要な費用

この記事でわかること

  • 家づくりの費用は「本体工事費」だけじゃない!
  • 「本体工事費」とは
  • 「付帯工事費」とは
  • 「諸費用」とは

 

家づくりの費用は「本体工事費」だけじゃない!

雑誌やインターネットで調べたり、ハウスメーカーの人から話を聞いたりすると、「建物の費用は大体○○○○万円位」って情報が入ってきますよね?でもそういった金額にはたいていの場合、「本体工事費」以外の金額が反映されていません。ですから、その金額が家づくりの総費用だとイメージしてしまってはNGなんです。

下の、家づくり総費用のイメージ図を見てみましょう。

建物があっても、水が出なかったり電気がつながっていなければ暮らせませんから、電気・ガス・水道などのライフラインを自宅に引き込むための整備費がかかります。また地盤が弱かったりして地盤改良が必要な場合にはその費用もかかります。こうした費用は、建物に付帯した費用なので「付帯工事費」といいます。

また知らない人が多いですが、住宅ローンに関わる手数料、建て替えをする方なら自宅を取り壊してから新居に住み始めるまでの仮住まいと引っ越し費用も必要になります。これらを「諸費用」といい、予算の中に考えておかなくてはなりません。
費用の割合 棒グラフ

それぞれの費用が、どれくらいかかるかも気になりますよね。一般的には「付帯工事費」が総費用の約20%、「諸費用」が約10%、合計で総予算の約30%を占めると言われています。基本的には「諸費用」は住宅ローンで借りることができないので、自己資金として用意しておく必要があります。

 

「付帯工事費」とは?

「付帯工事費」とは建物本体以外の全ての工事にかかる費用のこと。例えば既存建物の解体工事、地盤改良工事、電気・ガス・水道の引き込み工事、外構工事などが該当します。

「付帯工事費」の中でも注目しておきたいのが、「地盤改良工事費」です。地盤には、住宅が安定して建ち続けるだけの固さが必要です。地盤の強度が不足している場合は地盤改良をしないと、すぐに建物が傾いてしまいます。軟弱な地盤では杭を打ち込んだり、セメントなどで地面を固めて補強をしますが、その種類や、改良する深さによっても費用が異なります。
ですから、土地から購入する方は、検討中の土地に地盤改良が必要かどうか、必要ならどの程度の工事が必要かもある程度把握できるのが理想的です。安い土地でも地盤改良に多くの費用がかかってしまい、結果的には高くなってしまった、なんてこともあります。

また、忘れられがちなのが「外構・造園工事費」。これは、駐車場や庭、門扉、アプローチ、塀などに関係する費用で、これも「付帯工事費」に含まれます。

外からの見映えを考える時に、外壁の色など建物の外観の事は先に検討していても外構は後で検討する、という方が多いです。でも、実は外構も一緒に考えてあげないと理想的な家にはならないんです。外構工事そのものは最後に工事を行うので、打ち合わせや検討が遅れてしまいがちですが、外構をオープンにするのかクローズにするのかでも大きく費用が変わってきますし、カーポートを付けたりするとそれだけでも10万円以上の費用がかかってきます。これらの費用も「付帯工事費」に含まれます」

建物本体で予算を使いきってしまって予算オーバー…、なんてことにならないためにも、家づくりの初期からイメージをしっかり持って、検討事項に加えておきましょう。

以下は、付帯工事の費用例です。付帯工事費

付帯工事費

◆古屋の解体工事

建て替えの場合、古い家屋を解体して廃材を撤去する工事

◆屋外給排水工事

道路から敷地の中まで給排水感を引き込み、建物との接続まで行う工事

◆造成・整地工事

土地を整地したり、高低差のある場所に擁壁を作ったりする工事

◆屋外電気工事

敷地の外から敷地まで電気配線を引き込む工事

◆地盤改良工事

軟弱な地盤を固く改良するために、杭などを打ち込んで安定させる工事

◆屋外ガス工事

道路から敷地の中までガス管を引き込み、建物との接続まで行う工事

◆仮設工事

工事のための足場を組んだり、現場の電気・水道を引き込む工事

◆外構・造園工事

駐車場をはじめ、庭や門扉、アプローチ、堀などを作る工事

「諸費用」とは?

「本体工事費」や「付帯工事費」などの工事以外にかかる費用をまとめて「諸経費」と呼び、各種手数料、引っ越しや挨拶、行事に関わる費用、家具やカーテンの購入費、など多岐に渡ります。

この諸費用部分に関して注意しておきたいのは、住宅建築に直接関わらない内容なので、住宅ローンが利用できない点です。諸費用は、前述のとおり総費用の10%程度かかりますが、自己費用として用意しておかなければならないお金といえます。

また、見落とされがちなのが、「金融機関へ支払う各種手数料」です。家づくりではほとんどの方が住宅ローンを利用しますが、そのローンを借りるのにも費用がかかります。銀行への手数料だったり、団信(団体信用保険)という住宅ローンを借りる為の生命保険の費用だったりと、それだけでも何十万円もかかってきます。そういった費用がかかるというのも事前に把握しておけるといいでしょう。

その他の諸費用には以下の例があります。

諸費用

諸費用

◆土地購入にかかる仲介手数料

土地を購入する際に仲介業者を通した場合にかかる手数料

◆司法書士および土地家屋調査士費用

土地や建物の所在・形状・利用状況などを調査して、図面の作成や不動産の登記などを行うための費用

◆地鎮祭・上楝式費用

地鎮祭は、土地を清め神様を祀るための神事の費用。上棟式は、建て方が終わったことを意味し、職人さんをもてなすお祝いをするための費用

◆測量・地盤調査費用

土地の形状、面積、高低差、地盤の強さなどを調査する費用

◆金融機関へ支払う各種手数料

住宅ローンなどの融資を受ける際にかかる手数料

◆水道加入費用

新しく水道を利用するために、水道工事を申し込むための費用

◆建築確認申請費用

これから建てる建物が、建築基準法の規定に適合するものか審査してもらうための費用

◆近隣あいさつ費用

工事の始まる前や入居後に、ご近所さんへ挨拶に行く際の費用

◆家具・家電・照明・カーテンなどの購入費用

自分たちで揃える場合に必要となる購入費用

◆仮住まい家賃

建築中の住所となる仮住まいの家賃

◆引っ越し費用

新居へ移る際の引っ越し費用。(建て替えの場合は、仮住まいと往復にかかる引っ越し費用)

家は大きな買い物。資金計画は無理なく立てましょう!

「本体工事費」以外にも「付帯工事費」や「諸費用」など、家を建てるのにかかる費用には、とても多くのものがありますね。その一つ一つの積み重ねが、数千万円という金額になるのです。イメージしている理想の住まいを叶えるには、建物だけでなく、それ以外のどこにどれくらい費用がかかるのか。また予算内で収めるには、どこにいくらかければいいのか。家を検討する段階で、こうした全体像を掴んでおくことが、理想の家づくりにつながります。

こちらの記事も読まれています

住宅ローンは金利と返済方法が違うだけで、返済金額にこんなに差が出る?!
賢い住宅ローンの返し方を知りたい方はこちら
→ 住宅ローンの賢い返済方法|金利×返済方法で差が出る借り方・返し方

住宅ローンの借り換えって本当にお得?低金利時代にあった住宅ローンの考え方を知ろう。住宅ローンの借り換えについて詳しく知りたい方はこちら
→ 「借り換え」で350万円もの差?! 低金利時代の住宅ローンの考え方

一般的なサイディング、職人の技が光るモルタル、高級感があり長持ちする外壁タイル。代表的な外壁材について解説。長所と短所を知りたい方はこちら
→ 外壁材の種類|選ぶなら、これ!外壁材の長所と短所を比較

 

クレバリーホームでは、経験豊富なスタッフが建物のことだけでなく、家づくり全体のことを考えて、それぞれの人にぴったりの資金計画のご提案をしますので、ぜひお気軽にご相談くださいね!

クレバリーホーム 公式HP
http://www.cleverlyhome.com/

 

The following two tabs change content below.
クレバリーホーム

クレバリーホーム

「あなたの期待を超える家づくり。」をテーマに掲げて全国で家づくりのお手伝いをしているクレバリーホームが、賢い家づくりを叶えてもらえるように、家づくりのヒントになる様々な情報をお届けします!

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存
  • LINEで送る
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ
  • facebook
  • feedly
  • livedoor
  • rss
漆喰、珪藻土…「左官仕上げ」のメリット&デメリットは?

家の内外壁を仕上げる方法の一つに、仕上げ材を職人さんが塗る「左官仕上

夏の光熱費ダウンに「遮熱」「断熱」「気密」が役立つ!

暑い夏はエアコンの大活躍時期。光熱費も気になりますね。消費電力抑制に

ベッドの「サイズ」&「周囲に必要なスペース」は? 

寝室づくりで後悔することの一つが「ベッド周りのスペースが狭すぎる!」

泥棒を防ぐ!「侵入しにくい家」3つのポイント

日本では、一日平均126件もの「侵入窃盗」が起きています。前回のコラ

賢く育つ「リビング学習」おすすめキッチンレイアウトは?

子どもたちの勉強スタイルとして注目されている「リビング学習」。パパ・