地盤調査はどうやって行う? 代表的な方法とは

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家を建てる土地が決まったら、その土地が家をしっかり支えられる地盤かどうかを正確に調べる必要があります。
そのための方法が地盤調査。
どのような方法で行われるのか、簡単に解説します!

注文住宅を購入するメリット・デメリット、価格相場についてはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
→ 注文住宅とは?相場やメリット・デメリットをわかりやすく解説しま

このコラムでわかること

  • 比較的軽量な木造建築でも地盤調査は必要
  • スウェーデン式サウンディング(SS)試験とは?
  • 表面(レイリー)波探査とは?
  • ボーリング標準貫入試験とは?

木造建築でも地盤調査は必要

前回の記事で、家を建てる際には地盤の強さがとても大切というお話をしました(→「地盤」の強さ・弱さとは? 4つの見極めポイント)。
家はとても重たいので、支える地盤が弱いと沈んでしまったり、傾いてしまったりすることがあるためです。

今回解説する「地盤調査」は、建設予定地が、強い(改良の必要のない)土地なのか、弱い(改良が必要な)土地なのかを調べるためのものです。

公共施設のような大きく、重い建築物を建てる時は当然のこと、個人住宅でも、さらにそれが比較的軽量な木造でも、しっかりとした地盤調査が必要なことには変わりがありません。

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地盤調査にはどんな方法があるの?

地盤調査は専門家によって行われるもので多くの方法がありますが、一般的な個人住宅に用いられる代表的なものは下記の3つです。
中でも、スウェーデン式サウンディング試験は木造住宅建築時に採用されることが多い方法です。

【スウェーデン式サウンディング(SS)試験】
先端にスクリューのついた棒を地中に入れてゆき、その時にかかる荷重と回転数から地盤の固さを判定します。名前は1900年代初頭にスウェーデンの国鉄が採用したことに由来します。
【表面波(レイリー波)探査法】
地面に人工地震を発生させる起震機と検出器を設置し、微細な地震波が地面の中をどのように伝わるかで地盤の強さを判定します。
【ボーリング標準貫入試験】
ボーリング(boring)=くりぬくこと。63.5kgのおもりを地面に打ち付け、サンプラーが30㎝入る打撃数(N値)で地盤の固さを判定します。地面に穴を掘削し、1mごとに地盤の固さを測定するもので、土の実物サンプルも採取できます。

それぞれにコストや必要日数が違うため、建てる建物の種別や土地の特性によって使い分けられています。

調査で地盤が軟弱だとわかったら?

この調査の結果、地盤が軟弱だとわかった場合は、家をしっかりと支えられるようにするため地盤改良を行う必要があります。
また、地盤調査は専門的かつ重要な調査ですので、しっかりとした業者選びも大切です。
家づくりのパートナーが決まった段階で、調査をどう行うのかハウスメーカーに確認しましょう。

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