2020オリンピックでも重視される「森林認証」制度とは?


みなさんは「森林認証」という言葉をご存知でしょうか。
2020年東京オリンピックのため新しく建てられる木造会場ではこの「森林認証」済みの木材が使われます。
一般住宅でも重視されるこの「森林認証」について、サクッと詳しくなりましょう!

このコラムでわかること

  • 「森林認証」とは
  • 「森林認証」材を使うと環境保護に役立つわけ
  • 2020年オリンピックで「森林認証」材が使われるわけ

「森林認証」とは

森林認証とは、一定の基準に基づき、法律を守るなど適切で持続可能な森林経営がされていることを認める制度です。
適切に管理された森林を認証する「FM(森林管理:Forest Management)認証」と、認証された森林から生まれた材が適切に加工・流通していることを認証する「CoC(加工・流通過程管理:Chain of Custody)認証」の二つで構成されています。

認証は、FSC、PEFC、SGECなどの独立した第三者機関(認証機関)が一定の基準に基づいて行います。
また、認証を受けた森林から生産された木材や木製品にはその第三者機関が定めた「森林認証マーク」が付けられます。
このマークがあることで、消費者が適切に継続して手入れされている森林の木材を選ぶことができるのです。
そういった木材を選べば、逆に違法伐採された木材は排除され、今後も長年にわたって持続できる質の高い森林も増える、というわけです。

2020年オリンピックで「森林認証」材が使われるわけ

新国立競技場をはじめ、新しく建てられる2020年の東京オリンピック公式会場には、原則としてこの「森林認証」を取得した木材が使われます。
同時に、国産材の活用も目標化されていますので、公式会場の建設が日本の森林を守り、林業の活性化につながっていくことが期待されています。

そもそも、日本では林業が衰退し、手入れされず、放置された人工林の荒廃が問題となっていました。
自然に生まれた原生林とはちがい、人の手によって生まれた森林は、継続して手入れしけなければ周囲の環境に悪影響を起こしてしまいます。

ちょうど現在、日本では、戦後に植林されたスギやヒノキが伐採期を迎えています。
この機会を逃さず、森林認証のしくみが根付けば将来の日本の森林にとってこれほどよいことはありません。

家づくりには「森林認証」を取った木材を使おう!

日本では古来から木造建築が一般的ですが、現在でも日本の一般住宅で選ばれている構法は、コンクリートでも鉄骨でもなく木造です。
公共施設はもちろん、新築の住宅で使われる木が森林認証を取ったものならば、国産、外国産問わずその木がやってくるふるさとの林業を安定させ、守ることができるのです。
しかし2017年現在、全国の森林で認証を受けているのは7%程度。
オリンピック需要のおかげで急激に増えてはいますが、さらに「森林認証」を取ることがスタンダードになるよう、継続した需要についても重要視されています。

家を新築、リフォームしたり、木材の家具を購入する機会があれば、そこでどんな木材が使われているかを一度確認してみましょう。
どんな森林で生まれ、どこで加工されて、あなたの大切な家になるのか。
それにしっかり答えられるハウスメーカーなら、あなたの家づくりのパートナーとして信頼できるのではないでしょうか。

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