木造建築に「通し柱」がいらないって…本当ですか?


最近、巷で見かける「通し柱不要論」。たしかにかつての「通し柱」であればそうかも?でも、時は現代。欠損部が少なく最高の金物を使用した「通し柱」があったら…? ちゃんと比較検討して、強い構造の家を立てましょう!

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「通し柱」とは


みなさんは「通し柱」をご存知でしょうか。
通し柱とは2階建て以上の木造建築物で使われる土台から軒まで通した1本の柱のことを指します。
一般的な住宅の最低限の品質を守るために制定されている「建築基準法」では、「階数が二以上の建築物におけるすみ柱又はこれに準ずる柱は、通し柱としなければならない。」とされています(建築基準法施行令第四十三条5)。
構造上大きな力がかかる隅柱には、それに耐えうる力を持った「通し柱」が必要とされてきたのですね。

昔ながらの在来工法の「通し柱」の欠点

ですが、この「通し柱」、昔から日本で伝統的に建てられている工法(在来工法)では一つ大きな欠点がありました。
それは「欠損部」の大きさです。
柱と柱の接合部を職人さんが削り、組み合わせていた、かつての在来工法では、どうしてもこの組み合わせる部分の柱をある程度削らなくてはなりません。
そのため柱に欠けた部分が増え、全体としての強度が疑問、と考えられているのです。

だから「通し柱はいらない」…はちょっと待った!!

実は先ほどご紹介した建築基準法には続きがあって、
「階数が二以上の建築物におけるすみ柱又はこれに準ずる柱は、通し柱としなければならない。ただし、接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した場合においては、この限りでない。」という一文となります。
ここから考えれば、この通し柱の欠損部を考えたら、接合部さえ強固にすれば二本(以上)の柱を組みあわせたものでよい、つまり「通し柱はいらない」という通し柱不要論があちこちで語られるようになりました。
でも、ちょっと待ってください!

欠損部の少ないハイパーモダン通し柱があった

仮に、現代の最先端の金物を用いることで欠損部がこれまでの工法よりもはるかに少ない、いわば「ハイパーモダン通し柱」があれば、その強度は二本の柱を繋げたものよりもよりよいと思いませんか。
通し柱(継ぎ目のない、一本の柱)自体が元々強度があると認められているからこそ法律でもわざわざ言及されているわけです。
実は、このハイパーモダンな通し柱こそが、我らがクレバリーホームの使用している通し柱なんです!
これです↓

ハイパーモダン通し柱は贅沢に使え!

建築基準法を読めば、通し柱は最低4本使えばいいということになります。
実際に現在も、特にローコスト住宅などでは通し柱は四本だけの家が主流です。
ですが、建築基準法はこれまでも別な記事で述べているようにあくまで「最低限の」基準。
いついかなる災害――特に地震が起きるかわからない日本では、構造上もっと通し柱を潤沢に使用するべきなんです。
クレバリーホームでは、設計上のグリッド(単位)ごとに、贅沢に先ほどご説明したハイパーモダン通し柱を使用しています。
それをクレバリーホームではSPG工法、とネーミングしています→欠損の少ない「通し柱」が耐震性を高める!SPG構造とは?
この工法こそ、クレバリーホームが誇る高い構造強度の一つの理由なのです。

まとめ:「通し柱不要」=「昔のままの通し柱なら不要」

巷で見かける「通し柱不要」論ですが、これは正確にいうと「昔のままの通し柱なら不要」という意味です。
そうでない、欠損部が少ない強い通し柱があるなら、はっきり言ってそれに越したことはありません。
近年、日本を襲った多くの災害は、家の構造を劇的に進化、発展させています。
クレバリーホームの家は、現代の知見を反映した最高の構造を持っています。
何かあった時、絶対に家族の命を守る家、構造が強い安心できる家を、ぜひ建ててくださいね。
クレバリーホームのスタッフは、皆様のご訪問とご質問をお待ちしています!!

強い構造、安心の家。 クレバリーホームの公式サイトはこちら♪CHバナー2