「ウッドショック」で住宅用木材が高騰中。建て時はいつ?

最近話題の「ウッドショック」。世界的な木材需要の増加が主要因で、日本でも木材が不足したり、値上がりしたりしていることを指します。気になるのは「ウッドショックで家の建て時は変わるのか」。結論としては「今すぐの家づくり」をおすすめします!

注文住宅を購入するメリット・デメリット、価格相場についてはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
→ 注文住宅とは?相場やメリット・デメリットをわかりやすく解説しま

コロナ禍で起きた「ウッドショック」とは


令和3年に発表された林野庁の資料によれば、日本の住宅の主要構造部分に多く使われる集成材は約7割が輸入材です(出典:国産材製品の生産及び利用等(令和3年1月林野庁)
そのため、木材をめぐる世界の状況がそのまま日本の価格や在庫状況に反映されてしまいます。

最近話題の「ウッドショック」とはまさにこの構造が招いたもので、コロナ禍で世界的な木材需要が増加したことにより、日本国内で住宅に使用する木材製品が不足したり、価格が高騰したりしていることを指します。

今回の「ウッドショック」の要因は主にアメリカ、中国での住宅需要の急激な増加です。

まず米国では、トランプ政権下でコロナ禍対策で住宅ローンの低金利政策が行われたこと、リモートワークにより都心での生活の必要性が薄れたことで、郊外の安価な土地に住宅を購入する人が急激に増加しました。
中国でも、コロナ禍から比較的早期に経済が回復したため木材需要が活発化しています。

他方、日本でも主要な建材として使用されるホワイトウッドなどを輸出する欧州では、木材を高く買ってくれるアメリカに輸出する割合が増えています。

このほかにも海運のコンテナ不足などの影響があり、結果として日本国内では、輸入木材製品の価格高騰と不足が深刻化し、注文通りに入荷しないという深刻な状況が起きています。
この影響で国産材も高騰、不足し始めています。

現状として、木材の調達が難しくなった一部のビルダーや工務店では使用する樹種やサイズなどの仕様変更によって一時的な対応を取るほか、受注制限に踏み切るということもあるようです(クレバリーホームでは現在その心配はありません)。

家を建てるなら「ウッドショック」後?


ここで気になるのが「ではいつ家を建てるのがいいのか」ということではないでしょうか。
木材の値上がりが落ち着き、そこから価格が元に戻るまで家を建てるのを先延ばしにするという考え方もあります。
ですが、ここではあえて「今すぐの家づくり」をおすすめしたいと思います。
それは先延ばしにするリスクの方が高いと思われるからです。

ウッドショックはコロナ禍とともにあるため、今後しばらくは続くと予想されています。
いったん値上がりした木材価格が急落することも考えにくく、価格の正常化も含めると「先送り」期間が長くなることを覚悟しなければなりません。

また、木材価格ばかり注目されて忘れられがちですが、家のコストの内訳は材料価格だけではないことも重要です。
人件費や土地価格、そして住宅ローンの金利などにも、総価格は大きく左右されます。
例えば先送りしている間に金利が上がってしまった場合、それによる費用増加の方が大きい場合もありえます(今は史上最低レベルの金利です)。

家を建てると決めているなら、むしろ「木材を十分に確保していて工期をしっかり守ることができる企業」という視点で冷静かつ早めにハウスメーカーと契約を進められることをおすすめしたいと思います。

まとめ~「ウッドショック」にしっかり対応しているハウスメーカーを選ぼう~


必要なのに、家が建てられないという状況はあってはいけないものです。
実績がある工務店、ハウスメーカーなら、これまでの信頼から木材確保もきちんとできているはずで、部材不足によって工期が遅れることもありません。
工期の遅れは仮住まいの家賃が増えてしまうなど思わぬ出費も増えてしまうため注意しておきたいところです。
また、グリーン住宅ポイントなどの各種補助金には期限があります。
グリーン住宅ポイントについて詳しくはこちら→速報!創設「グリーン住宅ポイント制度」最大100万ポイントとは? 2021年のお得な家づくり
建築請負契約を結ぶ前に、ウッドショックによる影響がどれほどあるかを、必ずしっかり確認しておきましょう。
2021年の家づくりなら、お早めにクレバリーホームにどうぞ。
皆様のご相談をお待ちしております!

クレバリーホームの公式サイトはこちら♪