夏の光熱費削減は「省エネエアコン」だけじゃ足りない?!


電気代も物価も上昇基調で、家計には苦しい夏がやってきます。しかし光熱費を気にするあまり、エアコンをケチって健康を損ねては本末転倒。毎日暮らす家が省電力設計なら光熱費の心配はご無用です。省エネ家電の力を借りてこの夏を乗り切りましょう!

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夏の光熱費削減は「冷やす電力を減らす」だけでなく「冷やした温度を逃がさない」のダブルで達成

気象庁のデータで裏付けられているように、毎年日本の気温は年々上がっています。

https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_jpn.html から引用

熱中症の緊急搬送者数も、2018年の夏に史上最高搬送数約9.5万人を記録して以来、コロナ禍にあって外出が少なかった令和2年および3年の夏も各約6.8万人、約4.5万人と大変多くなっています。家の中にいても熱中症になってしまうのです。
このように健康のためにも「涼しい家」が必要ですが、外気温が高いため窓を開けても逆効果なので電力を使いエアコンで室温を下げるしかありません。
また、せっかく冷やした空気がすぐに熱くなってしまうとエアコンも低い温度でつけっぱなし。つまり断熱性能が低い家では光熱費が高くなります。
夏の光熱費を下げるにはこの2点への対処、「エアコンの省エネ化」と「家の断熱・気密性アップ」が必須です。

家電の進化を今すぐ利用!「省エネエアコン」「シーリングファン」で光熱費を抑制


近年はエアコンの省エネ化が進み、売り場に並ぶ商品はほぼ省エネエアコンと言っても過言ではありません。
10年前と現在とでエアコンの消費電力を比較してみるとどうでしょうか。
10畳対応の最上位機種で、最新の2021年モデルと10年前(2011年)の商品を家庭用エアコントップシェアのパナソニック製品で比較すると、期間消費電力の差は91kWhです。
電気代で見ると、東京電力の家族向け電力プランプレミアムS従量料金29.58円 /1kWhで計算した場合、年間2691円の差です。
13年と言われるエアコンの寿命まで使うと、残り3年間の差は8075円となります。意外と少ないでしょうか。それとも多いでしょうか。
ここで注目したいはこの期間消費電力というのはあくまで東京における一般住宅・家庭での1台分の年間消費電力量だということです。
つまり、使用状況と家の状況によってさらに大きな差が出ます。

例えば消費電力の少ないシーリングファン(天井につける扇風機。写真参照)を利用して涼しい空気を循環させる家では体感温度が下がりエアコンの設定温度が高くても快適です。
また、家の性能が高ければ一台のエアコンのみで全体を快適な温度に保つことができ、大きな差が出ることがお分かりいただけると思います。

「高機能サッシ」に変えるだけでも省エネ化。「高断熱・気密の家」なら光熱費大幅削減可能

そしてせっかく下げた室温も、外気温の影響を大きく受ける性能の低い家ではすぐ高くなります。
そのような家ではエアコンはつけっぱなしで設定温度も低くする必要があり、電気の使用量が多くなります。
高気密・断熱の家を建てることが最大の解決方法ですが(高気密・断熱の家について詳しくはこちら→お得すぎる「暖かい家」。高断熱・高気密・高い換気性能のわんさかメリット6つ)、サッシを断熱性能の高いものに変えるだけでも省エネ性能を高めることができます。
というのは図のように、家の気温が外に逃げてしまう割合が最も高いのが窓だから。
クレバリーホームでは特に優れた真空トリプルガラスのサッシをおすすめしています。

まとめ~高性能の家のコストパフォーマンスはこれからさらに上がる~

コロナやウクライナ危機など、エネルギー需給に影響を与える世界情勢は収まる気配がありません。
このようにエネルギー価格が上がる局面では省エネがもたらすコストメリットも大きくなります。
お金のかからない家を建てたいのならば高性能であることは最大のポイントです。
また家自体の価格も社会情勢の影響を受けて上がっています。建てることを決めている場合は早めに各ハウスメーカーに相談することを強くおすすめします。

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