家の「湿気」はシロアリとカビを呼ぶ!湿気を防ぐ構造のポイントは?


ジメジメした季節になりました。実はこの「湿気」、家にとっては天敵なのです。水分はカビとシロアリの大好物。健康を守ってくれる家づくりのために、注目しておきたい構造を解説します。

家の「湿気」はシロアリとカビを呼ぶ!湿気を防ぐ必須構造とは

実は怖い「湿気」。カビとシロアリを呼び健康も家も破壊


湿度が高いシーズンとなりました。
実はこの湿気、人間を憂鬱にするだけでなく、家にとっても大きな害を及ぼすことをご存じでしょうか。

まず一つ目は、湿気がカビの原因になるということ。
カビはいつでも空気中にいますが、この時点では大きな問題ではありません。
しかし、温度20℃~30℃。、湿度70~80%、ほこりや人間の髪の毛、皮ふ、皮脂などの栄養分があるという3条件が揃うと爆発的に増殖します。
爆発的に増殖した場合、アレルギーなどの原因となって直接的に健康を害するのはもちろん、特に家の躯体内部で増殖した場合は建材を痛め、家の寿命を縮めてしまいます。

二つ目はシロアリを招く要因になるということ。
シロアリは水分が大好きです。
家の躯体内部で水がたまり、ジメジメが続くことでシロアリを呼び寄せる原因となります。
シロアリ被害について詳しくはこちら→こんなに怖いシロアリ被害! 被害を防ぐ3つの防除方法

湿気を防ぐために注目するべき構造・設備

こういった恐ろしい害を引き起こす「湿気」を除くため、家づくりでは特に注目しておきたいポイントが3つあります。

基礎は「ベタ基礎」か?


家の構造の最も重要な部分に「基礎」があります。
この基礎ですが、木造住宅においては主に「布基礎」と「ベタ基礎」の二種類が用いられます。
なかでも湿気に強いのは「ベタ基礎」です。

ベタ基礎とは壁部分だけではなく床下全体にコンクリートを打って作る基礎のこと。
床下全面を通じて地盤に家の重さを逃がすため、構造的に非常に安定していて強いのが特徴です。
また、壁の下に基礎を巡らせて作る「布基礎」と違い、「ベタ基礎」は床下全面が鉄筋コンクリートのため土からの湿気をシャットアウトすることができるのです。
「ベタ基礎」「布基礎」について詳しくはこちら→「布基礎」「ベタ基礎」の違いは? どっちがいい?

外壁には高機能の通風・バリア機能が備わっているか?


壁の中のカビは、空気中の湿気と「壁体内結露」が原因です。
壁の中での結露や湿気だまりの原因は「外と中の温度に大きな差がある」「室内に高い湿気がある」ということ。
そこでこの二点を防ぐため、クレバリーホームではまず「外壁通気工法」で外壁と断熱材の間に「通気層」を設けて通風で熱と湿気を外に排出しています。
そのうえで外壁内部に高機能「透湿・防水・遮熱シート」を用います。
「透湿」=室内の湿気は出すが外からの湿気はシャットアウト、「防水」=室外の水滴、雨水などをシャットアウト、「遮熱」=外からの熱をシャットアウトする高機能シートです。
さらにべーパーバリアシート(室内の湿気をバリアするシート)で機能性を高めています。
外壁の構造について詳しくはこちら→イヤーな結露を防ぐ「外壁通気工法」とは?

24時間換気システムは高性能か?


24時間換気は法律で義務付けられているため、現在は新築住宅では必ず24時間換気が行われています。
しかし、実はその性能はハウスメーカーごとに違います。
しっかりと湿気を排出しその湿気は二度と家の中に入れないこと、また結露の原因になる外と中の温度差について対応できることを兼ね備えた高機能の換気システムを採用することが湿気予防対策として有効です。
24時間換気システムについて詳しくはこちら→「24時間換気」は質を問え!「全熱交換型」がオススメな理由

まとめ~健康でいられてトータルコストが低くなる高性能住宅を建てよう~

ジメジメしている季節だからこそ、ご自身の家で湿気対策がどう行われているか考えてみるのは健康的な暮らしのために必ず役立ちます。
構造が強く、機能性の高い家は安心であるだけでなく、暑さ、寒さの影響を受けたり、カビが生えて健康を損なったりしません。
また、光熱費も抑えられるのでトータルコストで見るとお得になります。
家を建てるときには構造や機能性といった本質的な部分を大切に進めることが、結果として満足できる家づくりに繋がります。

今回は湿気を防ぐ構造についてお話ししましたが、空気そのものをカビや雑菌が働かないクリーンなものに変えるという発想の設備も続々登場しています。
ぜひ、そういったオプションも検討してみてくださいね。
「シアスミン・エア」について詳しくはこちら→「家の空気」が健康を決める! 炭+電気「シアスミン・エア」で積極的な空気づくり

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