注文住宅|予算「2,000万円」で建てるために知っておきたい考え方

家族が増えると、「そろそろ家が欲しい」と考える頃かと思います。
住宅ローンを組んで家を購入したいが、子育てに掛かる費用も考えると費用はなるべく安く抑えたいと考えるのが一般的です。
せっかく家を建てるのなら自分達の理想が詰まった注文住宅を検討する方も多いと思います。

今回は予算が2,000万円台でも建てられる注文住宅について、「建てるために大切なこと」や「注意点」を紹介します。

注文住宅を購入するメリット・デメリット、価格相場についてはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
→ 注文住宅とは?相場やメリット・デメリットをわかりやすく解説します

そもそも注文住宅とは、どんなものなのか?

マイホームといえば「一戸建て」です。注文住宅と分譲住宅がありますが、今回は注文住宅をみていきます。平屋と2階建て、3階建てや二世帯住宅まで予算に合わせて幅広く設計できます。

分譲住宅との違い?

分譲住宅はリーズナブルです。その理由は住宅と土地を一緒に購入できるからです。
一定にデザインされた家を複数建てることで資材を1度にまとめて調達でき、建築コストを抑えられます。
住む家をじっくり見ながら検討できる点もメリットでしょう。

注文住宅は、住む人の理想を追求した家といえます。専門家と相談しながら、住む側の理想に近づけるべく、納得いくまでつくるため「一点もの」です。

注文住宅のメリットとデメリットとは?

注文住宅のメリット、デメリットをそれぞれ見ていきましょう。

<メリット>
・建てたい場所に建てられる
・設計の自由度が高く、土地の条件に合う家がつくれる
・設計から施工までの建築プロセスを直接確認できる
・住みやすさや景観にこだわりが持てる

<デメリット>
・分譲住宅と比較して建築コストが高くなる
・入居するまで時間がかかる
・完成するまで仕上がりがわからない
・費用が高額になりやすく融資計画を慎重にする必要がある

注文住宅で平屋と2階建て、それぞれの違いとは?

予算2,000万円で建てる「注文住宅」は、延床面積30坪以下の狭小住宅から延床面積40坪、50坪以上の広い住宅、都心部に多い3階建て住宅までさまざまです。
二世帯住宅を選択する場合、家族構成や双方の生活スタイルや価値観をよく話し合い、設計していく必要もあります。

また平屋は、トータルコストはもちろん抑えられますが、広さなどを考えると2階建てと比べると割高になってしまうこともあります。
そのため、広さとコストを考えるのであれば「2階建て」がおすすめです。

予算2,000万円台でどんな建物があるのか?間取りを実例から見てみる

予算2,000万円台の場合、延床面積が20坪後半~40坪程度が主流といえます。間取りや施工実例からみて建物だけであれば予算2,000万円台でも建てることは可能です。

30坪未満の場合

30坪未満の注文住宅でも建築施工実例はあります。
平屋ですが、ワンフロアで楽に暮らせる注文住宅です。
オープンなLDKに吹抜けを設けることで、平屋とは思えない明るさと開放感を実現しています。

本体価格:~1,499万円(~69.6万円/坪)
延床面積:71.21㎡(21.5坪)
敷地面積:201.39㎡(60.9坪)
工法:木造軸組(プレミアム・ハイブリッド構法)

<出典>【SUUMO】 わたしの「大好き」に囲まれながら暮らしを心から楽しめる平屋の住まい – クレバリーホーム  の建築実例詳細 | 注文住宅

30~35坪の場合

「家事ラク」の間取りや子育てのしやすい動線を配した、夏涼しくて冬暖かい家を女性目線のアイデアを多く取り入れた注文住宅で実現しました。

本体価格:1,650万円(49.4万円/坪)
延床面積:110.44㎡(33.4坪)
敷地面積:155.28㎡(46.9坪)
工法:木造軸組(プレミアム・ハイブリッド構法)

<出典>【SUUMO】 ご夫妻のこだわりが詰まった、充実の我が家 – クレバリーホーム 新潟西店の建築実例詳細 | 注文住宅

35坪以上の場合

35坪以上あれば、理想に近い間取りを十分に叶えることが可能です。
南欧テイストの家に憧れていた奥様の気持ちを尊重してクレバリーホームの展示場に訪れたことを機会に、デザイン性だけではなく3人の子育てと家事を効率よくこなすための機能性も重視した注文住宅を建てました。

本体価格:2,000万円~2,499万円(52.8万円~66.0万円/坪)
延床面積:125.23㎡(37.8坪)
敷地面積:229.20㎡(69.3坪)
工法:木造軸組(プレミアム・ハイブリッド構法)

<出典>【SUUMO】 憧れの南欧テイストに包まれながら、毎日の暮らしを心から楽しめる住まい – クレバリーホーム  の建築実例詳細 | 注文住宅

2階建てで予算内にするために工夫すること

予算2,000万円台で建築を考える場合、無駄な費用は抑えたいところです。
資材費や工費・人件費を考えると家の形は極力シンプルにし、内装などは後でリフォーム可能な部分も多いため、費用を抑える工夫点といえます。


・屋根を1つにして総2階建ての家にする
・水まわり、クロスなどの内装は後でリフォームができる

計画時に押さえておきたい「3つ」のポイント

安全で暮らしやすい家を建てるためにも初期段階での計画は大切です。
最初に抑えるべき点を3つ紹介します。

建物工事費用に諸経費などは含まれていない

注意する点として、建物工事費以外に諸経費が別途発生することです。
依頼した見積もりに含まれていない場合は確認する必要があります。

付帯工事費例
・外構工事費(家の門など)
・屋外の給排水工事費用
・不動産登記費用

諸費用例
・地鎮祭などの行事費用
・家財購入費用
・引越し費用

 

耐震・断熱・気密性について気にして欲しいこと

重要なチェックポイントに耐震、断熱があります。
予算2,000万円台で建てる場合、一定程度の基準を下回らないように注意したいところです。
基準を下げることは工事費用の抑制に繋がりますが、長年住む家になるため安全面は最優先に考えるべきです。

注文住宅は2000万円あれば土地込みで購入可能か?

注文住宅の実例から、ほとんどが土地購入費は別です。
そこで、土地代込み予算2,000万円で建てられるのかを検証します。
一般的な延床面積の例として30坪で見ていきます。
坪単価はハウスメーカーでさまざまです。
坪単価50万円、付帯工事費を20%、諸費用を10%として計算した結果は以下の通りです。
建物工事費 30坪×50万円=1,500万円
付帯工事費 1,500万円×20%=300万円
諸費用   1,500万円×10%=150万円
合計1,950万円となりました。
総予算2,000万円の場合、使える土地購入費用は「50万円」となります。
各メーカーや仕様によって坪単価などは異なりますが、現実的に土地代込みでの建築は難しいでしょう。

 何から始めればいい?注文住宅の「段取り」

少しずつ「注文住宅」のイメージができると実際にモデルハウスを見たくなるでしょう。
もっとも、住宅展示場へ行く前にメーカーへ問い合わせすることも忘れてはいけません。

計画している予算から建築会社へ問い合わせてみる

問い合わせの前に住まいづくりにかけられる予算を決めます。
「どのくらいの面積で、どんな建物にするのか」の計画もします。

気になるハウスメーカーは予算2,000万円台で対応してくれそうか、きちんと確認してから会社を選ぶことが重要です。
メーカーのWebサイトでは間取りや施工価格も記載されている場合もあります。希望の予算に合わせてチェックしていくとわかりやすいでしょう。
また、対応してくれそうなメーカーにはカタログ請求や見積依頼をしましょう。

実際に住宅展示場へ行ってみよう

モデルハウスや住宅展示場を全国に展開しているメーカーも多くあります。
ホームページで検索したり、SNSで探したりした時に、希望に合った家やモデルハウスが見つかるかもしれません。
実際住宅展示場に足を運べば、最新の住宅事情やどんな仕様でどんな材料を扱っているかなどを見ながら確認する良い機会となります。
実際に「見て」、「触れて」みて実際に住んでいるイメージを膨らませましょう。
探したい住宅展示場やモデルハウスはWEBで簡単に検索が可能です。

住宅ローンについても忘れてはいけない

見積りやモデルハウスを見てから、契約に向けて「決めること」が多くあります。特に大事なのは土地代と建築費用、その他費用の捻出でしょう。
ローン返済期間の計画を綿密に立てなければなりません。

資金計画は複雑でわかりにくいケースが多く、細心の注意が必要です。
融資は金融機関の審査で過去の返済歴も必ず見られますから不安な場合、金融機関へ事前に確認しましょう。

多数の建築事例やノウハウを持つメーカー担当者へ相談することをおすすめします。

まとめ

予算2,000万円台で注文住宅が建てられるのかみていきました。
結論は「建てられた」事例が多いことがわかりました。
家族と一緒に住宅展示場へ行き、未来がはっきり見える人も多いでしょう。
もしあなたが今、注文住宅を検討しているのであれば、住宅展示場でモデルハウスを「見て」「触れて」みてください。きっと家族との幸せな未来がイメージできるでしょう。

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