建築後の費用に1000万円以上もの差?! 家の「ライフ・サイクル・コスト」とは


家にかかるお金は建築費だけではありません。住み続ける中でエネルギーコスト(光熱費)やメンテナンスコスト(修繕費)がかかり続けます。建ててからかかるお金も含め、トータルで「コスパのいい家」を建てるコツをお伝えします!

家は建てて終わりじゃない!「建てた後にかかる費用」とは


住まいづくりには「見える費用」と「見えにくい費用」が存在します。
「見える費用」とは、建物などを建てる際にかかるイニシャルコストのこと。
家づくりを意識し始めた方がいちばん注目する「本体工事費」「別途工事費、設計料」「諸費用」などのいわゆる建築費です。
一方、「見えにくい費用」とは水道・光熱費や建物の修繕費など、住んでからかかるランニングコストを指します。
この「見える費用」「見えにくい費用」を合わせて「ライフ・サイクル・コスト(LCC)」と呼びます。

実際の住まいづくりでは、ついつい建築費などの「見える費用」に目がいきがちですが、それは氷山の一角。
LCCの多くを占めるのは、実は「見えにくい費用」なのです。
「見えにくい費用」も含めてトータルで考えなければ、その家の真の「コストパフォーマンス」は測れません。
これから家づくりをされる方は、しっかりと「見えにくい費用」も含めて検討してくださいね。

「エネルギーコスト」を抑えるには

「エネルギーコスト」とは、水道・光熱費など快適に暮らしていく上で必要になる費用。
月々の額は小さくても20年、30年、40年と歳月を重ねると膨大な金額となります。

エネルギーコストを抑えるにはまず断熱性、気密性などの性能が高い家であることが必須。
断熱・気密性を高めることで冷暖房費が押さえられ、家全体の温度が均一化するため健康にも役立ちます。

断熱・気密の重要性についてはこちら→お得すぎる「暖かい家」。高断熱・高気密・高換気性能のメリット6

また、法律で定められている24時間換気システムも、温度が外に逃げない、また有害物質も取り込まない高性能のものを採用することで、同様に冷暖房費を抑えられるうえ健康維持に役立ちます。
高性能換気システムについてはこちら→24時間換気システムは「全熱交換型」なら温度が逃げない!

この換気システムのように、家は躯体部分だけでなく各種設備もその一部です。
そのため各設備の省エネ性を高くしておくことでも光熱費が抑制できます。

「メンテナンスコスト」を抑えるには

「メンテナンスコスト」とは、住み続ける上で劣化したり老朽化する外装材や設備機器の修繕費用、リフォームに伴う費用のことで、何年か先にまとまった額が必要になります。
一度に百万円単位での多額の出費になることもあるため、建築時に計画を立て、それに従って積み立てて準備するのがおすすめです。

メンテナンスコストを削減するには、まず耐久性に優れた部材を採用すること、さらに、無駄を省き、維持管理しやすいようにアフターメンテナンスのことまで含めて設計をしてくれるハウスメーカーで建てることです。

外装材を例にとると、一般的なサイディングや屋根材は、10年前後で再塗装が必要になりますが、外壁タイルや陶器瓦はほとんどメンテナンス費用がかかりません。
素材選びの重要性がお分かりいただけると思います。
タイルの強さについてはこちら→「外壁タイルは高い」のか?外装材の「トータルコスト」

まとめ~ライフサイクルコストを考慮しないと1,232万円も差がつく?!~

クレバリーホームでは、長く住むほどにLCCの差を実感できる住まいづくりをご提案しているため、一般的な住宅とクレバリーホームでは、住み始めてからかかる費用に大きな差が出ます。
例えば、10年間のエネルギーコストの比較では、高気密・高断熱仕様により平成4年省エネ基準住宅に比べ、約37%ダウンさせることができます。
さらに、50年間の外装材のメンテナンスコストを比較しても、外壁タイルと陶器瓦を採用すれば一般的な外装材の住宅に比べ約60%ダウンに。
高性能な家に住むことで、コストダウンと健康維持の一挙両得が叶います。
お近くの店舗まで、どうぞお気軽にお問い合わせください!

クレバリーホームの公式サイトはこちら♪