外壁タイルのメリット・デメリット|メンテナンス方法や費用を解説

外壁タイルのメリット・デメリット|メンテナンス方法や費用を解説

外壁タイルは見た目に高級感があり、メンテナンスの手間がさほどかからない特徴があります。他の外壁材と比べると初期コストは割高になりますが、住宅の外観を綺麗な状態に保ちたい方、メンテナンス費を抑えたい方にはおすすめできる外壁材です。
外壁タイル自体は劣化しないものの目地部分やタイルの洗浄などのメンテナンスは定期的に行うようにしましょう。メンテナンス方法をよく理解しておくことが重要です。
この記事では外壁タイルのメリット・デメリットや、メンテナンス方法、費用について解説します。

外壁タイルとは

初めに外壁タイルの特徴や他の外壁材との違いを解説します。

外壁材の種類

外壁タイルとは建物の外面に使用される外壁材の一種です。原材料の土や石を1,300℃前後の高温で焼き固めたもので耐久性があります。
住宅で利用される外壁材には外壁タイルの他にも以下の3種類があるので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

タイル

タイルとは、石や粘土などの素材を高温で焼き固めた外壁材を指します。外壁タイルは耐久性に優れているほか、デザインの種類が豊富なため、こだわりのある外観にできます。また、耐久性も他の外壁材に比べて高いため、メンテナンスのコストと手間が掛かりにくいという特徴もあります。その一方で、コストは3種類のうちで最も高くなります。

サイディング

日本の住宅で最も多く使用されている外壁材で、一般的にはセメント製や金属製のものを指します。サイディングのコストは3種類の中で種類にもよりますが一番安くなります。一方で、他の外壁材に比べて定期的なメンテナンスが必要になります。

外壁タイルの種類

外壁タイルの中にもいくつかの種類があります。主に素地と形状を何にするかによって費用などが異なるので、ここでは代表的な素地と形状を紹介します。
外壁タイルの主な素地は、以下の3種類です。なお、建物の外壁では耐久性が高く吸水率の低い素地が望ましいと考えられています。

磁器質

1,250℃以上の高温で焼き固めたタイルです。吸水率は1%以下と非常に低く、耐水性、耐久性が非常に高いという特徴があります。

陶器質

1,000℃以上で焼き固めたタイルです。吸水率は22%以下とやや高く、硬さや強さは磁器質タイルより弱いですが変色や劣化はしにくく、メンテナンスの手間がさほどかからない特徴があります。

せっ器質

1,200℃前後で焼き固めた、磁器質と陶器質の中間のタイルで、吸水率は5%以下で磁器質より高いが陶器質より低いという特徴があります。
また、形状の中で人気があるのは、以下の2種類です。

【二丁掛】
これは、積レンガの寸法が元になっています。積レンガの一般的なサイズは、60mm×227mm×108mmになっています。この内、一番小さな面に合わせて作られたのが小口平タイルで、側面を元につくられたのが、この二丁掛タイルです。

【ボーダータイル】
種類が豊富でサイズも様々なタイルです。デザイン性も高く、最近の新しい住宅でよく使用される傾向にあります。二丁掛タイルの高さを半分にした、実寸227mm×30mmが基本形です。しかし、実際のサイズは、均等ではないことがほとんど。一番わかりやすい特徴としては、他のタイルに比べ細目であることが特徴です。

外壁タイルはメンテナンス不要?

外壁タイルはメンテナンスの手間がかかりにくい外壁材ですが、全く不要というわけではありません。確かにタイルそのものは無機質で劣化はしないですが、タイルの目地などの素材は年数が経つと劣化してしまいます。長年放置し続けると目地の隙間から雨水が入り込んだり、タイルが落下したりする可能性があるので、他の外壁材と同様、定期的なメンテナンスが必要となります。

タイルや目地のメンテナンス方法

外壁タイルの目地はそもそも施工方法によって、目地があるものとないものがあります。目地があるものは経年劣化してしまい、そこから水などが侵入する恐れがあるので定期的なコーキングなどのメンテナンスが必要になります。またタイル自体は劣化はしないのですが、敷地条件等により汚れがついてしまい汚れが目立ってしまったり、コケがついてしまったりする場合があります。基本的にはセルフクリーニング機能で汚れづらい素材ですが、どうしても汚れが落ちない場合は洗浄が必要になります。

外壁タイルの施工方法(湿式・乾式)

外壁タイルの施工方法には湿式と乾式の2種類があります。それぞれの違いは以下の通りです。

湿式工法

湿式工法はモルタルなどを使って、外壁タイルを下地に貼り付けていく工法です。現場で水を使って作業するということから、湿式工法と呼ばれます。主にビルやマンションなどの大型物件で使用されます。

乾式工法

乾式工法は接着剤を用いて下地に外壁タイルを貼り付けて行く工法です。接着剤は近年、技術革新が進み非常に丈夫になり耐震性も優れているため、ほとんど劣化することがありません。主に戸建てなどの小規模な建物で使用されます。

外壁タイルのメリット

外壁タイルのメリットを3つ紹介します。初期費用が高いという印象が強いと思われますが、メンテナンスの手間が少ない点を加味すると、必ずしも他の外壁材と比べて費用増になるとは限りません。さまざまな観点をふまえて外壁タイルを採用することが大切です。

高級感がある

外壁タイルはデザイン性が高く、高級感のある外観を演出することが可能です。他の外壁材と違い変色しにくいので、年数が経過した後でもきれいな見た目を維持ができます。また、タイルの種類も豊富にあるため、注文住宅などでは自分好みのデザインを叶えられるという特徴があります。

耐久性が高い

外壁材の素材である土や石が劣化しにくいことから、タイル自体も非常に耐久性に優れています。陽射しや風雨にも強く、劣化や変色を防ぐためには最適な外壁材です。
外壁タイルの変色が起こりにくい理由として、塗装で着色していない点があげられます。

メンテナンスの手間が少ない

外壁タイルは、メンテナンスの手間が少ないのもメリットです。表面の洗浄、目地のコーキングを約10年年置きに実施する必要はありますが、定期的に塗装や防水処理などが必要なサイディングやモルタルの外壁と比較すれば、ランニングコストは大きく軽減できます。
一方、メンテナンスを怠ると外壁タイルが剥がれ落ち、第三者に被害を与えてしまう危険性があります。定期的なメンテナンスを実施するのはもちろん、地震などの災害が発生した後は専門業者による点検を行うことをおすすめします。

外壁タイルのデメリット

外壁タイルのデメリットを3つ紹介します。初期費用が高い点はここまで説明してきましたが、他の2点も重要なポイントなので、しっかりと理解しておきましょう。

初期費用が高い

外壁タイルの施工費用は、外壁材の中でもっとも高いタイプに該当します。比較的低価格な外壁材であるサイディングと比較すると2倍近く施工費用がかかる場合もありため、初期費用の負担は大きいと考えなければなりません。
しかし、オリジナルでタイルを開発しているクレバリーホームならコストを抑えて外壁タイルを採用でき初期費用を抑えられます。また、外壁タイルは劣化しにくく、メンテナンスの手間がさほどかからないので、ランニングコストも抑えることができます。初期コストだけでくらべずに初期コスト+ランニングコストで比べたらタイルの方がお得になるケースも多いです。

タイル剥離の危険がある

外壁タイルは劣化が進むとタイルが剥離して落下する危険があります。外壁タイル自体は劣化しませんが、目地などがある施工方法では目地部分が劣化して、その劣化が進むとタイルが剥離して落下する可能性があります。外壁タイルは他の外壁材と比べると重さもあります。なので、外壁タイルの施工になれていない業者などの場合、施工方法に不備がありこのような問題が起こってしまうケースが考えられますので気を付けるようにしましょう。クレバリーホームでは長年タイルを標準仕様で採用して施工をしています。クレバリーホームでは目地詰め等はなく、高性能のボンドでタイル自体を貼っていくため、外壁タイル自体のメンテナンスは洗浄等のみになります。

ハウスメーカーによって完成度に差が出やすい

前述した通り、外壁タイルの施工には高い技術を要します。そのため、住宅の施工においては依頼するハウスメーカーによって施工精度に差が出やすい特徴があります。
また、使用するタイルの形状やデザイン性、価格などもハウスメーカーによって異なります。したがって、注文住宅で外壁タイルを採用したい場合は、複数のハウスメーカーやタイルの施工実績の多い業者を検討しましょう。

外壁タイルが劣化するとどうなる?

外壁タイルが劣化した場合の主な症状を解説します。タイルの劣化を放置すると第三者へ被害を与えてしまうリスクもあるので、劣化状況の把握を怠らないようにしましょう。

目地のヒビ割れ

目地とはタイルとタイルの継ぎ目(隙間)のことです。目地のひび割れはコーキングの劣化が主な要因となっています。コーキングは時間の経過とともに少しずつ劣化しますが、劣化が進行するとひび割れが見られるようになります。また、地震、風雨などの自然災害によってひび割れが発生する場合もあるので、大きな災害発生後は特に注意するようにしましょう。
目地のヒビ割れを放置すると、雨水が建物内部に入り込み漏水の原因となる可能性があります。雨水が入り込むと外壁材の劣化がさらに進行するほか、カビやシロアリの発生を招くリスクもあるため、早めに補修することが大切です。※施工方法によっては目地詰めのない方法もあります。

タイルの汚れ

タイルは汚れにくい外壁材ですが、敷地条件や年数が経つとコケやカビ、雨垂れなどが目立ってくる場合があります。10年近く経つと汚れも蓄積していくため、洗浄といったメンテナンスが必要になるでしょう。

外壁タイルのメンテナンス方法と費用

外壁タイルのメンテナンス方法と費用を解説します。建物の規模や環境によって異なる点も多いですが、一般的な目安として知っておけば、初期費用やランニングコストを計算するうえで役立つでしょう。
※記載の費用はあくまでも参考価格となります。業者によっても異なるので詳細は見積もりをとって確認するようにしましょう。

タイルの洗浄

外壁タイルの汚れは洗浄によりほとんど落とすことが可能です。実施頻度10年程度を目安にすると良いでしょう。洗浄の方法は高圧洗浄による水洗いがメインです。一般的な住宅の高圧洗浄を業者に依頼した場合、インターネットで調べると約2〜5万円程度が費用相場になります。しかし、高所作業を実施する場合は足場の設置費や安全対策費、養生費などが加算されるので、20〜30万円程度のコスト増を見込んでおくと無難です。
ただし、高圧洗浄のみでは深い黒ずみやコケ、カビなどを完全に落としきれない可能性があります。コケやカビは水洗いで一旦落とせたとしてもわずかに菌が残り、再度発生することもあるので注意が必要です。もし汚れが激しい場合は費用は少し高くなりますが、専用の薬剤を使用するバイオ洗浄が有効です。また、外壁と一緒に屋根などのメンテナンスを一緒に行うことで足場を2回設置しなくても良くなるので、外壁、屋根などの外装をまとめてメンテナンスするといいでしょう。

目地のコーキング

コーキングとは外壁にできた隙間を埋めるために、充填剤を注入する作業のことです。充填剤のことをコーキング剤といい、気密性・防水性を保持する効果があります。
外壁タイルは施工方法によって目地にコーキングをしている場合があります。年数が経つとそのコーキングの劣化が進み、ひび割れができたり簡単に剥がれ落ちたりするようになります。
コーキングはひび割れができていても見えにくい場合があるので、割れたのを確認して対処するのではなく、定期的なメンテナンスが必要です。
なお、外壁タイルのコーキングが劣化する時期は、環境などによって異なりますが、概ね10年が目安となっています。補修する場合の一般的な住宅の費用相場は約30〜50万円程度は必要となってきます。

タイルの貼り替え

基本的に外壁タイルは貼り替えなどの必要はありません。
ただ、一部分割れてしまったなどがある場合、部分補修ができるというのが外壁タイルのメリットになります。

信頼できるハウスメーカーへ依頼しよう

ここまで外壁タイルのメンテナンスや補修に関して説明してきましたが、実際には判斷が難しいケースも少なくありません。そんな時は信頼できるハウスメーカーや工務店へ依頼することが重要です。
家を建てる時から、「外壁をタイルにしたい」という要望がある方はその分野に長けたハウスメーカーで家を建てることが大切です。実績のあるハウスメーカーであれば、過去の外壁タイルを用いた施工事例などもきちんと公表しています。

まとめ

外壁タイルは初期費用などのコストがかかりますが、見た目に高級感があり耐久性も高いため、こだわりのある住宅を建てたい方に適した外壁材です。
また、メンテナンスの手間がかからないので、他の外壁材よりランニングコストが抑えられるのも大きなメリットといえるでしょう。
しかし、決してメンテナンス不要ではありませんので、見た目が綺麗であってもあまり過信はせず、洗浄や補修を定期的に行うことが大切です。
長持ちしてメンテナンスの手間があまりかからない外壁タイルで家を建てたい時は、ぜひ信頼できるハウスメーカーや工務店に相談しましょう。

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