勾配が少なくフラットな「陸屋根」(りくやね、ろくやね)。
スタイリッシュなイメージもあるこの「陸屋根」にはどんな特徴があるのでしょう。
木造建築で採用する際、注意すべき点についてもお伝えします!
このコラムでわかること
- 陸屋根(フラットルーフ)とは
- 木造建築に採用するなら技術力の高いハウスメーカーで
- 他の屋根形状とのコンビネーションもおすすめ
陸屋根とは
陸屋根とは、「りくやね」「ろくやね」と読み、ほとんど傾斜がなく水平に近い屋根のことを指します。
「フラットルーフ」とも呼ばれます。
雨水が流れ落ちるのに必要な勾配(屋根の傾き)が少ないために、雨が多い日本の木造建築ではあまり見られない形でしたが、近年では防水技術の発達で採用されることも増えています。
モダンなイメージ、都会的なイメージを演出できるほか、屋上として利用できるなどの特徴を持っています。
採用するなら技術力の高いハウスメーカーで
先ほども触れたように、陸屋根には勾配がほとんどないため、雨水はどうしてもたまりやすくなります。
そのため、陸屋根を採用するなら、しっかりとした施工技術を持ち、メンテナンス力も高いハウスメーカーを選ぶことが重要なポイント。
屋根の防水には大きく分けると・アスファルト防水 ・シート防水 ・塗膜防水 という3つの方法がありますが、いずれも継ぎ目(シーリング・コーキング)の劣化から漏水する可能性があるので、10年に一度程度は点検・メンテナンスをする必要があります。
陸屋根の採用を検討しているなら、信頼でき、長くしっかりお付き合いできるハウスメーカーを選びましょう。
他の屋根形状とのコンビネーションもおすすめ
全体が陸屋根の場合は、キューブ型の外観になります。
この場合は窓や壁の位置や量をしっかりと計算、デザインして単調さやアンバランスさを防止します。
木造建築の場合はこのように全体を陸屋根にするほか、他の屋根形状とのコンビネーションもよく採用されています。
例えば片流れ屋根+陸屋根は、モダンな感じ、シャープな感じがより演出でき、互いの屋根形状の良い所を利用できるアイディアです。
まとめ
さらに、陸屋根には他にも最上階の天井高を確保できたり、他の屋根形状だと屋根裏になってしまう部分を有効活用できたりなどのメリットがあります。
また、太陽光発電システムを利用する場合は、建物の向きに関わらず最も効率の良い向きと角度で設置することが可能になります。
技術力、施工力があるハウスメーカーを選べば、メリットも多い屋根とも言えるでしょう。
他の屋根形状と比べて検討してみてくださいね。
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→「片流れ」ってどんな屋根?
→「寄棟」屋根は北側斜線対策に有効?
→「切妻」は基本となる屋根の形
→屋根にはどんな形があるの? 屋根の種類いろいろ

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