太陽光発電設置方法「購入」「PPA」「リース」の違いとは?

脱炭素社会化の動きが加速し、ますます注目される太陽光発電。自宅に導入する場合、設置方法は「購入」だけではないのをご存じでしたか? 3つの方法について簡単に説明します。

再び注目を集める「自宅で太陽光発電」。メリットは?

太陽光発電システムはエコなだけでなく、10年間の固定価格買取制度が実施されて以降経済的なメリットが大きくなり個人宅での導入が増えました。
今後も買取制度は続きますがその価格は年々下がっているため、制度実施当初より個人での導入は落ち着いているのが現状のようです。

しかし、ここにきて売電収入以外にもあるメリットが脚光を浴び、再び熱い視線が注がれています。
古いタイプの石炭火力発電が徐々に廃止されることも決定し(2020年7月現在)、日本が脱炭素社会を目指しエネルギー自給を高めていく方向に大きく舵を切ったためです。

簡単に考えても、例えば災害時の停電時、太陽が上がっている間は発電できるので家庭内では電気が使え災害対策になります。
また、脱炭素型発電はコストがかかるため電力会社から購入する電気料は上昇することが見込まれます。
つまり自家消費できる自家発電にはなお経済的なメリットもあるということです。

実際に導入する場合、個人宅ならシステムを直接設置業者から購入する方法が一般的です。
ですが、実はその他にもリースなどいくつかの方法があるのです。
初期コストや電力消費、メンテナンスの仕組みが違うため、導入にあたってはどの方法がいちばんご自身の家計にフィットするのか検討するのをおすすめします。
さっそくその3つの方法についてご説明していきたいと思います。

太陽光発電設置方法①購入

いちばんスタンダードな方法で、設置する家の家主が自らシステムを購入し、設置する方法です。
太陽光発電システムの施工会社と契約し、購入して設置してもらいます。
生み出された電力はすべて自分のものですので、電力会社と契約して買い取ってもらうほか、自家消費が自由にできます。
ただし、メンテナンス費用は自分持ちです。

太陽光発電設置方法②PPA

PPAとはPower Purchase Agreementの略でもともとは法人ビジネスの用語です。
具体的には、企業が会社の屋根を貸すことで「賃料」収入を得るいわば場所貸し、屋根貸し、というイメージです。
場所を貸すだけなので生み出された電力は全て設置した第三者に権利があります。
生み出された電力を使いたい場合はその屋根を借りて発電している事業者から購入します(電力会社から購入するより安いのが一般的)。
企業に比べ、屋根の広さも電力消費も小さい個人宅ではPPA方式は少ないと考えられます。

太陽光発電設置方法③リース

設置とメンテナンスをリース会社に依頼する代わりに、月々のリース費用を支払います。
払った電力はすべて自分のものになりますので、電力会社へ販売することも自家消費も可能です。
初期費用が少ない、メンテナンス費用も不要という点から負担少なく始められるので個人宅での導入が進んでいる方法です。

まとめ~3つの方法の比較~

購入だけが太陽光発電システム設置方法ではないということがお分かりいただけたかと思います。
現在、特に注目されているのは、初期費用が少なくメンテナンス費用もいらないリースです。
システム導入にあたっては、ご自身の家計に合わせ、購入とリースのメリットを比較検討されると良いのではないでしょうか。
下記比較表をご参考にお使いいただければ幸いです。

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