防音室ショールーム体験!【実録】33歳、家を買う!㉑

2019年2月に新居を建てたモーリィの、土地探しから入居までの赤裸々実録レポート。
今回は「仕様打合せ」番外編。モーリィ夫婦はアマチュアオーケストラの楽団員。二人がどうしても新居で実現したかったのは楽器を弾くための「防音室」。仕様決めするために、ショールーム訪問をしました!

【これまでの流れ】
クレバリーホームとの建築請負契約も締結、いよいよ家づくりの最大の難所とも言われる「仕様打合せ」が始まりました。
間取り、外装と続いてきた打合せですが、今回はいったん打合せから離れて、「防音室」の仕様決めでショールームに訪問したレポートをお送りします!
→これまでの連載はこちらから→「【実録】33歳、家を買う! 」 一覧

 

注文住宅を購入するメリット・デメリット、価格相場についてはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
→ 注文住宅とは?相場やメリット・デメリットをわかりやすく解説しま

「防音室」が欲しい!なら体験しなきゃ


僕たち夫婦の共通の趣味はオーケストラで演奏することです。
同じオケのメンバー同士として知り合って結婚したので、どちらも新居では楽器を弾きたい!と考えていました。
つまり新居に「防音室」は必須です。

一般的なハウスメーカーで「防音室」を作りたいときは、専門の「防音室」メーカーと協力しながら実現していきます。
今回僕たちはその専門メーカーとしてクレバリーホームから大建工業を紹介され、秋葉原にある「サウンドショールーム」を夫婦で訪問することにしました。
https://www.daiken.jp/public/ts/akihabara/about.html
サイトには防音室体験ができると書いてあったので、夫婦それぞれ楽器を持参しました。

「防音室」の基礎知識

僕たちの訪問はセンター長さんが対応してくださり、防音室の基礎知識についてまず説明を受けました。

「防音室」は、僕たちのように楽器を弾くため以外にもたくさんの用途があります。
例えば、映画鑑賞や音楽鑑賞したい人のための防音室と、歌いたい人の防音室、楽器を弾きたい人の防音室、それもプロなのかアマチュアなのかで作り方がかなり変わってくるということを初めて知りました。
そして、防音室を作ったとしても、全ての音を遮るのは無理だということ。
壁や窓などの性能を上げて作る防音室には限度があるそうです。
なおいちばん防音性能が高いのは部屋の中に設置するタイプの防音室とのこと。
詳しくはこちら→防音室を作る二つの方法とは?「防音ユニット設置」「部屋を丸ごと防音化」 防音室の基礎知識①

音のエネルギーというのは、低音になればなるほど大きいそうで、例えば弦楽器ではコントラバスが一番音のエネルギーが強くて防音し切れないそうです。
また、防音室は、家を建てる環境によって、どの程度防音しなければいけないのかを考えます。
例えばそこが閑静な住宅街なのか、商業地などの賑やかな場所なのかによって、どの程度まで防音性能を上げるべきかが変わる、ということです。
そこで何をするのか(弾くのか)、どの程度防音しなければいけないのかで設計は変わってくるんですね。
詳しくはこちら→防音室の「遮音」とは? 遮音性能はどれくらい必要? 防音室の基礎知識②

さらに、防音設計をする際に「遮音」ばかりを考える人が多いが、「吸音」も大切な設計基準と教えてもらいました。
吸音には楽器演奏に向いている「ライブ」、シアター等に向いている「デッド」という方向性があります。

使用用途に合わせてその「吸音」度合を調整する必要があります。
詳しくはこちら→防音室は「遮音」だけじゃなく「吸音」も大事! 防音室の基礎知識③

実際の「防音室体験」と、僕たちの要望ヒアリング

そういった必要な知識の説明後、当時進んでいた自宅の計画全体についてと、防音室の要望のヒアリングを受けました。
持参した自宅の図面を見せて、その中で防音室を作りたい場所を説明。
僕たちは、僕:バイオリン、妻:チェロを演奏します。
ふだん練習をしたり、友人を集めてアンサンブルなどをできるように防音室を作りたいと要望を伝えました。
僕たち以外の楽器も入ることを考えて、今回はコントラバス以外が防音できるレベルで防音設計をしてもらいました。

それから3つの防音室体験をしました。
①通常(防音:小、音響:大)
②スタンダード(防音:中、音響:ライブ)
③プレミアム(防音:大、音響:デッド)

まずはどの程度の防音が出来るのかを確認するため、一人ずつ部屋に入って、もう片方が外で音漏れを確認。

通常の部屋では、何を弾いているのかがちゃんとわかる程度聞こえてくる。
スタンダードでは、両方とも薄っすらと聞こえてくる。
バイオリンよりチェロの方が、音が漏れてくると実感。
プレミアムで試してみると、バイオリンはほぼ聞こえず、チェロだと少し聞こえる程度。

プレミアムの方が確かに防音性能は高いという実感はできましたが、スタンダードくらいの音漏れであれば、それほど気にならないと納得し、防音性能はスタンダードで決定。

次に「吸音」について検討しました。
これは外に出る音の遮音ではなく、弾く人にとって、聞こえる音がどうなるのか、という視点です。
僕の場合、通常の部屋だと響き過ぎてしまって、ちょっと弾きづらい。
スタンダード(音響:ライブ)で演奏をしてみると、ある程度響きもあるので問題ないと
実感しました。
プレミアム(音響:デッド)で演奏したところ、バイオリンだと余りに響きが無かったので演奏していて非常に気持ち悪く感じた。
一方、チェロは響きが少ない感じはあったが、演奏出来ない程度ではありませんでした。
楽器によって、かなり感想が違うところが面白いですよね。
詳しくはこちら→防音室は「遮音」だけじゃなく「吸音」も大事! 防音室の基礎知識③

ということで、音響がデッドだと僕のバイオリン(高音楽器)は練習にならないため、仕様はライブで決定。
防音性能や吸音性能については、カタログで数値を見ていてもよくわからないのでショールームで体感できて良かったと思います。
防音室を検討する方はぜひ体験してみることをお勧めします!

まとめ~行ってみて追加されたシアタールーム機能~

プレミアム防音室は主な用途がシアタールームとして設計されていたので、試しにシアタールームとしても体験してみました。
最新の音響機器を体感して、シアタールームも作りたいなと夢が広がりました。
部屋としては防音にもなっているので、プロジェクターと音響機器を付ければシアタールームにできます。
ここで、防音室は練習だけでなく、シアタールームとしても活用することにしました。
この一日、たっぷり防音室について説明を受けることができ、納得をして帰宅しました。
ここでのヒアリングを受けて、後日防音室についての提案を受けることになります。
防音室のコスト感について詳しくはこちら→防音室のタイプとコストの関係とは? 防音室の基礎知識④

次回は再びクレバリーホームとの仕様打合せに戻ります。
引き続き詳しくレポートしていきますので、ぜひ読んでくださいね。

モーリィが選んだのは「クレバリーホーム」! クレバリーホームの公式サイトはこちら♪