災害時の停電・断水に負けない!自宅待機で役立つ住宅設備とは?


大雨、台風、地震など、近年特に気になるのが災害の増加。今年も長梅雨予想が発表され、不安な方も多いと思います。災害時に困るのは「停電」や「断水」です。ライフラインが復旧するまでの間、自力で賄うのに役立つ設備をご紹介します。

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災害時、自宅での生活はどうなる?


ここのところ毎年、大雨、台風、大地震、森林火災など、私たちの暮らしを脅かす災害が続いています。
2021年5月末の今も、今年は長梅雨という予想が発表され、水害への備えが呼びかけられているところです。

災害で困る多くのことの中でも、特に「停電」や「断水」は非常に不便で命にかかわるものです。
昨年では、7月豪雨(熊本県、鹿児島県、大分県、岐阜県)では約132時間もの停電、9月の台風10号(九州・中国・四国地方)では約41時間後の復旧という被害がありました。
関東では一昨年の令和元年台風第15号で、気温が高い季節、千葉県を中心に数十万戸の停電が長期間続いたのを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

電気や水道、ガスなどライフラインが止まってしまうと暮らしは大きく変わります。
さらにコロナ禍でもある今、医療現場では命に関わる二次災害も心配です。

自分の命があり、家も無事であれば、まずは安全な自宅待機をしたいもの。
そのためには電力や水など、ライフラインが断たれる時間を少しでも短くすることが大切です。
災害時の自宅での暮らしを安全かつ安心して継続するために役立つ設備を紹介します!

停電時に役立つ「太陽光発電システム」「蓄電池」


まずは「停電」に役立つ設備です。
はじめに停電時に主な被害を考えてみましょう。
ひとつめは照明が使えないなど直接的な影響です。
ふたつめは動力に電気を使う井戸水が止まったり、携帯電話の電波が届かなくなったりという間接的な被害です。

特に夏期や冬期の停電で辛いのは、エアコンが使えなくなることです。
過去の停電では車の冷暖房を利用する姿が報道されていました。
しかし、車の冷房はガソリンがないと使えず、さらにこのような時にはあっという間にガソリン自体が品薄となります。

ここで役立つのが、資源が尽きることのない太陽光を使った発電システムです。
住宅用の太陽光発電システムには自立運転機能といって、停電時でも太陽光発電している電力を使える仕組みが備わっています。
さらに太陽光発電システムと合わせて、発電した電力を貯められる蓄電池があれば夜などの間もその電力を使うことができます。
蓄電池は高価ですが、普及とともに価格が下がってきています。
太陽光発電システム+蓄電池で、電力復旧までの間、必要最低限の暮らしをする電力が賄えるでしょう。

断水時に役立つ「エコキュート」「エネファーム」


「エコキュート」は、大気中の熱を効率よく利用するヒートポンプのしくみを使ってお湯を沸かすシステムです。
省エネかつ光熱費が下がるので普及が進んでいますが、今回注目したいのはエコキュートの付属タンクに貯まったお湯が、非常災害時に利用できること。
370Lの貯湯タンクなら4人家族の3日分の生活用水に相当する量です。

また、お湯を沸かしながら発電する「エネファーム」も、発電時(都市ガスと水道が利用可能な間)には非常用電源として使えるほか、貯水タンクで最大約130L=トイレ約32回分の水が利用できます。

災害時の断水で特に辛いのはトイレの水がなくなること、そしてお風呂に入れないことです。
飲み水の確保はもちろん、衛生面でも重要なお湯やお水。
普段役立つだけでなく貯水にも役立つ上記の設備をおすすめします。

まとめ~「普段も」「災害時も」役立つ、一石二鳥の設備を導入しよう!~

ご紹介した設備はふだんの省エネや光熱費ダウンだけでなく災害時にも役立つ、一石二鳥の設備です。
災害時の自助には限りもあるものの、食料品と水の備えに加え、これからはエネルギーの備蓄にも目を向けておくと安心です。
さらに、今回ご紹介した設備は省エネ・光熱費削減に役立つものです。
長期的な視点で家づくりのトータルコストを削減できるため、一石二鳥ならず三鳥を叶える設備と言えるかもしれません。
クレバリーホームの各支店で、安全で安心な家づくりの専門家が皆様をお待ちしております。

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