注文住宅の流れと期間を知って理想のマイホームを♪土地あり・土地なしどちらも対応

注文住宅の流れと期間を知って理想のマイホームを♪土地あり・土地なしどちらも対応

初めてのマイホームづくりでは、いつから・何から取り組んで良いのか迷う方が多いです。

そこで今回は、注文住宅の検討~ハウスメーカー選び~契約~工事~引き渡しまで、一連の流れを詳しく解説します。

既に土地をお持ちの方、これから購入する方、どちらのパターンにも対応しています。

 

注文住宅を建てるまでの流れと期間

実際に注文住宅を建てるときの流れを、ワンステップずつチェックしていきましょう。数字順に並んでいますが、前後したり同時進行したりすることもあります。大まかな流れとして考えてみてください。

すでに土地をお持ちの方は、④を飛ばしていただければ大丈夫です。

①要望の整理

注文住宅について話し合う家族

マイホームを建てたいと思ったら、まずはご家族で要望を出し合って整理することから始めましょう。早い段階で要望を明確にすることで、この後の予算検討やハウスメーカー探しに効率よく取り組めます。

今のお住まいに対するお悩みや不満、新しいマイホームで叶えたいライフスタイルなど、どんなことも家づくりのヒントになります。「可愛い家に住みたい」「明るい玄関にしたい」など、大まかなイメージでもOKです。

日常生活の中で思いつくことも多いですから、こまめにメモを取ってリストアップしてみてください。

②情報収集

注文住宅のモデルハウス

次に注文住宅に関する情報収集をして、この後のステップに備えましょう。

 

※注文住宅の情報収集方法

  • インターネットで気になる情報を検索
  • SNSでおしゃれな施工事例をチェック
  • ハウスメーカー・工務店に資料請求する
  • モデルハウス見学や完成見学会を活用する
  • セミナー・相談会に参加する

注文住宅の情報収集は上記のようにさまざまな方法がありますので、一つに限定せずいろいろ試してみるのがおすすめです。

最初はインターネットやSNSで広く情報を集め、気になった会社に資料請求するのが良いでしょう。モデルハウス見学や完成見学会も家づくりのヒントをたくさん得られるので、どんどん参加してみてください。

③予算の検討【ここまで1~3ヶ月】

注文住宅の予算の検討

ここまでのステップで、建てたい注文住宅のイメージと費用相場が分かるので、大まかな予算の目安を検討します。

 

  • 理想の注文住宅を建てるのにいくらぐらいかかるのか
  • ムリのない住宅ローン返済額はいくらまでか

予算の考え方は、大きく分けると上記の2つの軸があります。理想の注文住宅の費用相場とムリのない住宅ローン返済額、両方のバランスを上手に取ることが大切です。

具体的な予算の検討方法はこちらのコラムで詳しく解説しています。

④ハウスメーカー探し

ハウスメーカー選び

続いて、予算の範囲内で理想の注文住宅を建てられるハウスメーカーを探しましょう。

資料請求やモデルハウス見学したハウスメーカーの中から、まずは予算範囲で建てられる会社をリストアップします。その中からデザイン・性能・得意とする間取りなど、ハウスメーカーごとの特徴を比較検討して候補を絞り込みましょう。

候補が数社に絞り込めたら、具体的に話を聞いてみて実際に見積もりを依頼するハウスメーカーを決定します。

⑤土地探し【ここまで2~6か月】

注文住宅の土地探し

これから土地を購入される方は、この段階で物件探しに取り組むのがおすすめです。

どのような注文住宅を建てるのか明確になってから土地を探すことで、失敗や予算オーバーなどを防ぎやすくなります。

ハウスメーカーと土地探しをすると、さらに効率よく取り組めるのでおすすめです。

⑥間取りプラン/見積もり作成

注文住宅の間取り打ち合わせの様子

ハウスメーカーの候補と土地の2つがそろったら、具体的な間取りプランと見積もり作成を依頼します。

建てたいハウスメーカーが決まっている場合は1社に依頼しますが、2~3社に相談して相見積もりを取る方が多いです。見積もりの項目や内容はハウスメーカーによって異なるため、相見積もりを取る場合はよく比較検討しましょう。単純な価格だけでなく、提案内容や住宅性能など総合的に判断してみてください。

⑦住宅ローン仮審査【ここまで3~8か月】

注文住宅の住宅ローン仮審査

間取りプランと見積もりが出たら、住宅ローンの仮審査を申し込みます。

事前に仮審査しておかないと、間取りプランが決まっても住宅ローンが通らず実際に建てられない可能性があります。

金融機関によって申し込み条件や金利が違うため、いくつか仮審査を申し込んでみるのがおすすめです。

⑧工事請負契約を結ぶ

注文住宅の工事請負契約

見積もりを比較して一社に絞り、仮審査も通ったら工事請負契約(本契約)を結びます。本契約を結んだあとはキャンセル料が発生するため、金額や内容をしっかり確認しておきましょう。

また本契約後の大きなプラン変更で追加費用がかからないように、見積もり内容をしっかり詰めておくことも大切です。疑問や不安があれば必ず担当者に質問し、解消してから本契約を結んでください。

⑨住宅ローン本審査

工事請負契約をして建築許可が下りたら、仮審査していた金融機関に住宅ローンの本審査を申し込みます。

本審査は数週間かかることも多いため、なるべく早めに着手しましょう。

⑩建築プランの詳細決定

建築プランの詳細決定

住宅ローンの契約が完了したら、内外装のカラーや設備仕様など建築プランの詳細を決めていきます。

注文住宅の仕上がりを決める大切なステップですので、理想のイメージを確認しながら一つずつ形にしていきましょう。

⑪着工【ここまで6~11か月】

注文住宅の上棟

ここまでの準備が完了したら、いよいよマイホームの着工です。地鎮祭や上棟式をしたり、近隣の方へあいさつ回りしたり、着工前に必要な準備も確認してください。

着工後は事前に決定した間取りプラン通りに工事が進みますので、定期的に進捗状況をチェックしましょう。

⑫竣工~引き渡し【ここまで10~15か月】

引き渡し後の注文住宅

建物が竣工して自治体の完了検査を受けたら、ハウスメーカーとお施主様立会いのもと引き渡しを行います。引き渡し時は設備の不具合や内装のキズなどを確認し、気になる部分があれば修正してもらう必要があります。見逃してしまい引き渡し後に報告すると、追加費用が発生する可能性があるのでしっかり確認しましょう。

建物に問題がなければ住宅ローンが実行され、登記・鍵や保証書の受け渡し後に引き渡し完了となります。

 

注文住宅費用支払いのタイミングと流れ

注文住宅の支払いタイミング

一般的なハウスメーカー・工務店で注文住宅を建てる場合、費用は複数回に分けて支払うことが多いです。

どのタイミングでどれくらいの支払いが発生するのか、流れを確認しておきましょう。

①土地の契約時

注文住宅より先に土地を購入する場合、契約時に手付金や申込金が必要になります。また住宅ローンが実行されるのは建物の引き渡し時になるため、土地購入費用を現金で支払うか、土地先行融資・つなぎ融資などを利用することになります。

つなぎ融資についてはこちらのコラムもご覧ください。

②建物の契約時

注文住宅のプランが決定し建物の本契約を結ぶ際は、建築費用の5~10%の申込金、または手付金を支払うケースが多いです。またハウスメーカーによっては、仮契約の際も申込金が必要になることも。申込金や手付金は、建築費用の一部に充てられるのが一般的です。

③着工時

建物の着工時は、建築費用の30%前後の着工金を支払うケースが多いです。

④工事中

工事の進み具合に応じて、建築費用の30~40%前後の中間金を設定しているハウスメーカーが多いです。

⑤竣工時

注文住宅が竣工して引き渡す当日、残代金として残りの費用を支払います。住宅ローンが実行されるのは引き渡し当日になるので、ここまでの費用は前述したつなぎ融資を利用することが多いです。

 

注文住宅スケジュールの注意点

注文住宅のスケジュール

 

ゴールを決めて逆算する

注文住宅のスケジュールを立てるときは、まずゴールである入居希望日を決め、逆算して各ステップの期日を計算していくことが大切です。

ゴールがあいまいなまま取り組むと、余計な時間がかかったり、急に手続きの期限が来て慌てたりすることが多いです。前述した全体の流れと期間の目安を把握し、ゴールを決めてムリのないスケジュールを立てましょう。

必要書類を早めに手配

全体のスケジュールが見えたら、各ステップで必要になる書類を早めに手配しましょう。

 

※注文住宅の必要書類例

  • 源泉徴収票・確定申告書
  • 住民票
  • 印鑑証明書
  • 本人確認書類

源泉徴収票や確定申告書など収入が分かる書類は、住宅ローンの審査などで必要になります。

住民票や印鑑証明書は自治体によってはコンビニなどでも取得できますが、事前登録が必要です。土日や夜間窓口が無いとなかなか用意できないこともあるので、早めに取得しておきましょう。他にも必要書類がないか、いつまでに用意すれば良いのか確認してください。

諸費用の額と支払タイミングを把握

前述した手付金や着工金などのほかに、現金が必要になる諸費用もあるので事前にしっかり把握しておきましょう。

 

※注文住宅諸費用の例

  • 土地購入の仲介手数料
  • 登記費用
  • 地鎮祭・上棟式費用
  • 測量・地盤調査
  • 住宅ローン手数料
  • 建築確認申請費用
  • 引っ越し費用

上記のように代表的な諸費用だけでもたくさんの種類があり、それぞれ現金で支払う必要があります。本体工事費のことだけ考えていると、急に現金が必要になって慌てて資金調達するケースも・・・。こちらのコラムで諸費用について詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。

 

まとめ

注文住宅を建てる際はさまざまな工程がありますが、基本の流れを把握しておけばそれほど難しくありません。

全体の流れを把握してスケジュールを立て、スムーズに理想のマイホームを建てましょう♪

全国にあるクレバリーホームのモデルハウスでも、注文住宅のスケジュールやご予算のご相談が可能です。ぜひお気軽にお近くのモデルハウスをご活用ください。

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